SPM-9700HT:ユーザーレビュー

山本 健さま(関西大学 システム理工学部 物理・応用物理学科)
 URL: http://gakujo.kansai-u.ac.jp/profile/ja/dWAa700afe4eb2f9ca3Ba3ca2ba0.html

※掲載内容(所属団体,役職名等)は取材時のものです。

 

 

 

先生のご研究内容について教えてください

液体に強い超音波を照射した際に生じるキャビテーションの様々な能力や性質を探ることを目的としている。数μm程度の多数の気泡(キャビテーション)は,超音波周期に同期して膨張・収縮を繰り返す。気泡内は収縮時に数千度まで温度が上がるため,気泡内物質は熱分解され,発生したOHラジカルは近傍に化学的な作用を及ぼす。気泡壁の振動速度は音速を超え,衝撃波やマイクロジェット等の力学的な作用も有する。これら数μmの領域で起こる局所的かつ瞬間的な化学的・物理的作用を詳細に解明することが期待されている。

 

ご研究の中で,SPMはどのようにご活用いただいていますか

超音波キャビテーション気泡が近傍の固体に向かって発生する高速流(マイクロジェット)の速度は数百m/s程度もあり,局所的に非常に高い応力を与えることができる。そのマイクロジェットの性質や能力を検証するために,ジェットが固体粒子へ打ち込んだ痕(小孔)をSPMで観察している。小孔のサイズは数μmであり,深さは数百nm程度であるが,超音波の周波数や音圧に強く依存する。また,スターチ(でん粉),マイクロカプセル及び藻類等の数μm程度の微小粒子をサンプルとして使用しており,それらの表面弾性率をフォースカーブ測定から見積もっている。

 

当社SPMについて,レビューをお願いします
SPM-9700は,小型なため設置場所を選ばなく,ソフトウェアを含めた操作が直感的なため,学生でも数回のトレーニングでデータを取得できる。
対象が大気中でも液中でも観察可能であるため,藻類や菌類等の微生物の観察・評価にも対応できる。
任意の場所での弾性率評価が可能であり,フォースマッピングから弾性率の2次元的な分布を把握できる。
 

その他のユーザーレビュー

京都大学 工学研究科 平山明子様

 

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