観察例
P3HT/PCBMブレンド薄膜の表面形状と電流像の観察例
P3HT/PCBMブレンド薄膜の表面形状と電流像の観察例 P3HT/PCBMブレンド薄膜の表面形状と電流像の観察例
図1 形状像 図2 電流像

P3HT/PCBMブレンド薄膜の表面形状と電流像の観察例
図3 三次元形状と電流分布の重ね合わせ
高分子薄膜太陽電池の分野で有名なP3HT/PCBMブレンド薄膜の表面形状と電流像を同時観察しました。
試料は,P3HT(regioregular poly(3-hexylthiophene))とPCBM([6,6]-phenyl-C61-butyric acid methyl ester)の1:1混合物で,スピンコート法により透明電極基板上に製膜しました。
形状像と電流像を同時観察しながら,光照射キットを使用して532nmのレーザ光を照射し,光発電状況をIn Situで取得しました。
上から下への走査で,中央のラインから光照射を開始しています。
図1の形状像には変化はありませんが,図2に示す電流像では,レーザ光を照射した画面下半分で最大10pAの光電流が流れました。これは,照射によりP3HTとPCBMの相分離界面で電荷が生成したためと考えられます。図3は,電流分布のカラーを三次元形状表示に貼り付けた出力で,場所による形状と光電流の相関がわかります。
(京都大学大学院 工学研究科 辨天 宏明 先生 ご提供)
 

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