キャリアガスセーブモードの設定方法を説明します。ワークステーションやお使いの装置により,設定が少し異なります。

 

1. LabSolutions GC(Nexis GC-2030)

1-1)分析メソッドファイルの読み込み(もしくは新規作成)

分析メソッドファイルの読み込み(もしくは新規作成)

分析メソッドファイルの読み込み(もしくは新規作成)

1-2)キャリアモードの設定

キャリアモードの設定

パラメータの説明

パラメータ 説明
スプリット比 下図の「ガスセーブスプリット比」を指します。セーブ後のスプリット比を入力してください。
時間 下図の「ガスセーブ開始時間」を指します。分析開始後,設定された時間待機したのちにセーブを始めます。

[ご注意]
・スプリット比は,分析時よりも小さい値を入力してください。
・スプリット比が切り替わる時間にベースラインが変動することがあります。ガスセーブ開始時間は,ピークと重ならない時間に設定してください。

1-3)メソッドファイルの保存

メソッドファイルを上書保存または,名前を付けて保存します。

2. LabSolutions GC(Nexis GC-2030以外)

2-1)分析メソッドファイルの読み込み(もしくは新規作成)

2-2) キャリアガスセーブモードの設定

2-3) メソッドファイルの保存

パラメータの説明

パラメータ 説明
スプリット比 下図の「ガスセーブスプリット比」を指します。セーブ後のスプリット比を入力してください。
時間 下図の「ガスセーブ開始時間」を指します。分析開始後,設定された時間待機したのちにセーブを始めます。

[ご注意]
・スプリット比は,分析時よりも小さい値を入力してください。
・スプリット比が切り替わる時間にベースラインが変動することがあります。ガスセーブ開始時間は,ピークと重ならない時間に設定してください。

3. GCsolution

3-1)メソッドファイルの読み込み

[GC分析]ウィンドウで,[ファイル]メニューの[メソッドファイルを開く]でメソッドを開きます。 メソッドファイルがない場合は,新規作成してください。

3-2) キャリアガスセーブモードを設定

[GC分析]ウィンドウの[SPL]タブをクリック (1) し,[試料気化室設定]画面を開きます。
[試料気化室設定]画面にある[詳細...]ボタンをクリック (2) すると,[SPL詳細設定]ダイアログが開きます。
[SPL詳細設定]ダイアログの[キャリアガスセーブ]にチェックをすると (3) ,キャリアガスセーブモードが有効になります。
[スプリット比]にはキャリアガスセーブ時のスプリット比を入力します (4) 。(分析時のスプリット比よりも小さい値を設定してください。)
[時間]には,スプリット比を変更する時間を入力します (4)
スプリット比プログラムが設定されていても,キャリアガスセーブモードが優先しますので,ここで指定した時間以降はキャリアガスセーブモードのスプリット比に固定されます。設定後,[設定]ボタンをクリックします (5)

3-1)メソッドファイルの読み込み

[GC分析]ウィンドウで,[ファイル]メニューの[メソッドファイルを開く]でメソッドを開きます。 メソッドファイルがない場合は,新規作成してください。

3-3) メソッドファイルの保存

メニューバーの[ファイル]をクリックし,[メソッドファイルに名前をつけて保存]を選択します。メソッドファイルに名前を入力し,メソッドファイルを保存します。

パラメータの説明

パラメータ 説明
スプリット比 下図の「ガスセーブスプリット比」を指します。セーブ後のスプリット比を入力してください。
時間 下図の「ガスセーブ開始時間」を指します。分析開始後,設定された時間待機したのちにセーブを始めます。

[ご注意]
・スプリット比は,分析時よりも小さい値を入力してください。
・スプリット比が切り替わる時間にベースラインが変動することがあります。ガスセーブ開始時間は,ピークと重ならない時間に設定してください。