分析終了後に自動停止機能でガスを停止すれば,GCを使っていない間のガスの消費量を節約できます。自動起動の設定をしておけば,次に分析する予定の時間に合わせてGCが自動で待機状態まで復帰します。

グラフ

自動起動・停止機能の操作方法

自動起動・自動停止機能の操作方法をご紹介します。
[注意] スタートアップ/シャッドダウンではメソッドのプログラム(オーブン温度プログラムなど)は実行されません。

1)事前設定

環境設定から以下のパラメータの設定を行ってください。

事前設定

設定例:

パラメータ 関連動作 説明
ストップタイム 停止 停止処理を開始してから,温度制御を終了するまでの時間を設定します。 0.0 min
フローオフタイム 停止 温度・検出器制御を終了後,ガス制御を終了するまでの時間を設定します。
気化室・検出器の温度が50度以下まで下がる時間を余裕を見て設定してください。
※ チェックOFFの場合,ガスを流し続けます。
40.0~60.0 min
自動スリープ 停止 オンにすると,[ フローオフタイム ]で設定した時間の経過後に,装置は自動でスリープ状態になります。 ON
スタートタイム 起動 ガス制御を開始後,温度・検出器制御を開始するまでの時間を設定します。
キャリアガスでカラムが置換されるのに十分な時間を設定してください。
10.0 min
(キャリアガス置換用)
検出器 起動 ラインに登録した検出器を,GC起動時に分析で使用できる状態にします。 ON

※自動スリープ機能はGC-2030にのみ搭載された機能です。

各機能動作イメージ

各機能動作イメージ

2)バッチ分析を開始

バッチ分析をスタートさせます。

バッチ分析をスタートさせます。

3)シャットダウン手順を設定

icon(アイコン)または[装置]-[シャットダウン]より画面を開き,[OK]をクリックします。

※環境設定でGC起動・停止パラメータを適切に設定しているので基本的に設定は不要です。

4)スタートアップ手順を設定

icon(アイコン)または[装置]-[スタートアップ]より画面を開き,スタートアップの設定を行います。

パラメータ 説明
スタート日時 スタートアップ処理を動作させる日時を設定します。 明日の午前 8:00
メソッドファイル スタートアップ時にダウンロードするメソッドを指定します。 カラムのコンディショニング条件など

全ての設定が完了すると以下のようなバッチキューが作成されます。

バッチキュー