細胞培養器材の温度応答性観察
SPM/AFM Solutions Plaza

純水中
液温 26℃

純水中
液温 40℃
走査型プローブ顕微鏡(SPM)を用いて、温度応答性細胞培養器材を水中で高分解能観察しました。
この器材には温度応答性ポリマーが固定化されており、26℃では平らであった表面が、40℃に加温すると数十nmの粒状になる様子が観察されました。これは32℃を境にポリマーの親水性/疎水性が可逆的に変化することによって生じた形態変化と考えられます。この性質を利用して、細胞の接着・剥離性をコントロールできます。温度を変化させて水中観察ができることは、走査型プローブ顕微鏡(SPM)の特長の一つです。
(試料ご提供:大日本印刷株式会社 様)