概要

レーザパルスを標的物質に照射すると,物質表面がはぎ取られ(アブレーション),プルームと呼ばれる発光を伴った粒子が飛び出します。レーザアブレーション成膜装置はこの現象を利用しており,膜を形成したい基板を標的物質と対向して配置し,アブレーションによって発生した粒子を基板上へ堆積して製膜します。画像は左から水平に照射されたレーザパルスによるプルームの発生・消滅過程を観察したものです。 (京都大学・田部研究室ご提供) 撮影速度:1,000万コマ/秒 視野幅:約50 mm