概要

近年,スマートフォンやタブレット等,ガラスを使った携帯製品が増えています。携帯して用いられる品物は,曲げや落下等の外力に耐える強度が必要とされるため,ガラスも十分な強度が必要となります。ガラスは切断の際に,切断面に微小な傷(マイクロクラック)ができ,3点(または4点)曲げ試験では,この傷を起点に破壊が始まると言われています。 つまり,3点(または4点)曲げ試験の破壊観察を行うことにより,切断面の傷の状態や加工方法の評価が可能といえます。 今回は透明ガラスの4点曲げ試験を行い,破壊の様子を高速度ビデオカメラで撮影しました。