技術者対談 2050年の質量分析装置 - 未来MS構想メッセージ
分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部
MSBU ソリューション開発グループ
井本 英志
- 私の考える未来のMS
食の安全のためにリアルタイム,オンサイトでMSスペクトルを取得できる電池駆動型超軽量質量分析計を作りたい。
30年後に起きている課題を解決するMS。SDGsを達成したそのころには,食品とその安全を担保するデータの品質管理が重視される。その要望に応えるために,現場でリアルタイムに情報を紐づけるべく,空を飛んだりバッテリーを搭載している。
分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部
MSBU ソリューション開発グループ
初 雪
- 私の考える未来のMS
AI時代に飛びつく最強に賢いMSを作りたい。
次の30年で一番進化するのはAIなどのS/Wだろう。今は前処理・分析・解析が分かれている。ノウハウを含め,これらすべてをデータベース化し,AIに習わせる。
分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部
MSBU GCMSグループ
影山 遼
- 私の考える未来のMS
MSが今は使われていない分野を含むあらゆる場所で。
現在MSが使用されている分野(ライフサイエンス・食品・環境)だけでなく,惑星探索など,それ以外の分野も含めたあらゆる分野で使用されるMS。「オンサイトアナリシス」:ワンタッチで交換液るインターフェースで,LCMSやGCMSなどの切り替えが可能。
分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部
MSBU DIMSグループ
阪下 七海
- 私の考える未来のMS
世代と機種を超えて,ストレスフリーにMSを使いたい。
ゆりかごから墓場まで。分析のひよっこから,ベテランとして引退するまで使用できる。そのために同じインターフェースとUIを持ち,ユーザーに寄り添ったMS。
分析計測事業部 グローバルアプリケーション開発センター ライフサイエンスグループ
星 大海
- 私の考える未来のMS
MSがより身近に誰でも使用できるようなものになる。
今は特殊な人しか使えないので,日用品のように身近で,だれでも使えるMS。例えば健康診断のとき,採血管を何も考えずにセットすると,他項目を受診している間に,分析結果ではなく診断結果が出ている。さらにスーパーや家庭にもあり,はかりに乗せるイメージで結果(安全?おいしい?)が出てくる。MSを使っている感覚ではなくなる。
分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部
MSBU ソリューション開発G
Mikaël Levi
- My concept of future MS
The power of mass spectrometry will be made easy for non-expert user in the clinical laboratory. This will help to support precise and early-stage diagnostics.
分析計測事業部 事業企画部
Benjamin Figard
- My concept of future MS
In the future mass spectrometry will be integrated into manufacturing for real-time process monitoring of pharmaceutical synthetic product.
分析計測事業部 グローバルマーケティング部
Ina Sanjana
- My concept of future MS
The system will automatically diagnose and analysis maintenance issues and guide the user through troubleshooting.
業務システム統括部 業務プロセス革新室
Vivek Venkataraman
- My concept of future MS
I‘d like to have a high-sensitivity, briefcase-sized MS for on-the-go analysis which can rival lab performance.