第50回BMSコンファレンス(2024)記念シンポジウム
島津製作所はBMSコンファレンスでポスター発表と講演を行います。特別講演として弊社田中耕一が登壇します。
こんな方におすすめ
- 質量分析の研究者や実務者: 質量分析技術に関心や専門知識を持つ研究者や実務者が、最新の研究成果や技術動向を学び、他の専門家と交流する機会がほしい方。
- ライフサイエンスの研究者: ライフサイエンス全般に関わる研究を行っている方々で、質量分析がその研究にどのように貢献できるかに興味がある方。
- 産業界や企業の関係者: 質量分析技術を製品開発や品質管理に活用している企業の研究者や技術者、または製品を提供する企業の担当者、最新の市場動向や技術革新について情報を収集したい方。
- 政府機関や規制当局の関係者: 質量分析が関わる公共の健康や安全に対する規制や政策に影響を与える立場にある方々が、最新の研究動向や技術革新について理解を深めたい方。
開催日時 | 2024年9月18日(水)~9月20日(金) |
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会 場 | Shimadzu Tokyo Innovation Plaza 神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-40 |
Web site | 第50回BMSコンファレンス(2024) 記念シンポジウム |
ポスターセッション
9月19日(木)15:40-17:00
MSイメージングを用いたマウス肝臓におけるLNPのイオン化脂質とその代謝物の動態解析 核酸は生体内での安定性が低いため、そのままでの医薬品としての使用は難しく、安定的に目的の場所へ届けることができる脂質ナノ粒子(LNP)の開発が進んでいる。 LNPを構成するイオン化脂質は、核酸を保護し、エンドソーム脱出を促す機能を担っており、複数種が開発され、それぞれ代謝などの動態が異なることが知られている。 今回、イオン化脂質の経時的な動態解析におけるMSイメージングの有用性を評価した。 |
LC/MSを用いたマウス肝臓におけるLNPのイオン化脂質とその代謝物の分析:LNP開発支援 本研究では、SARS-CoV-2 に対するmRNAワクチンのイオン化脂質であるSM-102をモデルイオン化脂質として、液体クロマトグラフィー-質量分析検出法(LC/MS)を開発した。 LNP尾静脈投与後に、マウス肝組織を凍結粉砕した後、溶媒に懸濁させ、遠心分離して上清を回収することにより、SM-102とその代謝物の抽出液を得た。LCMS-9050を用いて、この抽出液を分析し、MSデータ及びMS/MSデータを取得した後、LabSolutions Insight Exploreソフトウェアを用いて、解析し、代謝物の構造を推測した。 |