マルチオミクス解析Webinar 腸内環境研究の最前線
NGS細菌叢解析と質量分析計のデータ統合技術

マルチオミクス解析は、生体内の作用機序に関する複数のオミクスデータを統合し、網羅的・効率的に研究できる手法として注目されています。本Webinarのテーマは、ゲノミクスとメタボロミクスのデータ統合による腸内環境研究です。
特別講演として、イルミナ株式会社より次世代シーケンサー(NGS)を用いた解析事例、さらに株式会社メタジェンより腸内細菌叢の研究と評価事例をご紹介いただきます。
弊社からはマルチオミクス解析パッケージを用いて、NGSとGC-MS/MSにより取得した腸内細菌叢・代謝物・香気データの統合解析を効率化した事例を紹介いたします。ぜひご参加ください。
本Webinarはこんな方におすすめです
- これからマルチオミクス解析を始めたい方
- ゲノム研究で代謝物測定データを取得・活用したい方
- メタボロミクス研究でゲノムデータとの紐づけを目指している方
- RやPythonのコマンドを用いた統計知識はないが、マルチオミクス解析用ソフトに関心がある方
プログラム
時間 | 内容 |
---|---|
14:00 - 14:30 |
NextSeq™1000/2000で実現するマルチオミクス細菌叢解析 イルミナシーケンサーNextSeq 1000/2000は、高出力化と低コスト化を実現するとともに、ユーザー操作や利便性を向上させた装置です。本講演では、16S rRNA解析やメタトランスクリプトーム解析などの細菌叢解析アプリケーションを中心に、マルチオミクス解析の最新技術動向などについてご紹介します。 講演者:イルミナ株式会社 鈴木 健介 様 |
14:30 - 15:00 |
腸内環境研究におけるメタボローム解析の重要性 ヒトの腸内にはおよそ1,000種類、40兆個にも及ぶ腸内細菌が生息しています。腸内細菌が産生する様々な代謝物質はヒトの健康維持や疾患の発症・増悪に関与することが知られています。このことから、我々は腸内細菌叢の遺伝子情報と代謝動態をあわせて評価することが重要であると考えており、そのような研究事例を紹介します。 講演者:株式会社メタジェン 舟橋 和毅 様 |
15:00 - 15:15 |
NGSと質量分析計のデータ統合解析による腸内環境研究事例のご紹介 次世代シーケンサーとGCMS-TQ8040 NXを用いてヒト便試料を分析し、腸内細菌叢(約250種の微生物)、代謝物(約500成分)と香気成分(約500成分)を測定しました。マルチオミクス解析パッケージを用い、統計処理と代謝経路解析を組み合わせた統合解析を行いました。性別や時系列に分けた解析事例をご紹介します。 講演者:株式会社島津製作所 中川 裕貴 |
本Webinarに関するお問い合わせ
株式会社島津製作所 セミナー事務局
an_seminar@group.shimadzu.co.jp