LCsolution操作Q&A 各種レポートアイテムの設定・データの貼り付けの設定

 

 

Q: クロマトグラムやスペクトル,ピーク面積値などの分析結果をExcelなどへコピーすることができますか? (お問い合わせ番号1001)
A: [LC再解析]ウインドウや[ブラウザ]ウィンドウ上で行うことができます。 コピーしたいクロマトグラムやスペクトル 画面上の右クリックメニューの[コピー]をクリックすると,表示されている画面を他のファイルへ貼り付けることができます。

表示されているままコピーされますので,クロマトグラムやスペクトル画面上のコメントやグリッド線等の表示内容を変更する場合には,同じく右クリックメニューの[描画 プロパティ]や[表示設定]で変更をあらかじめ行っておきます。

ピーク面積値などの分析結果は,[LC再解析]ウィンドウ—[データ解析]画面の[ピークテーブル]画面や[化合物テーブルビュー]でコピーしたいセルを選択し,同じく右クリ ックメニューからコピーすることができます。
 
[ピークテーブル]画面
  ただし,[レポート作成]画面のアイテムを同様にコピーすることはできませんので,ご注意ください。
 

 

 

Q: レポートのフルスケールは任意の値を入れて設定できないのでしょうか? (お問い合わせ番号1002)
A: レポートアイテムの右クリックメニュー[プロパティ]の[範囲]タブで[強度軸]のスケール設定を[手動]にすれば,任意の値で スケールを設定することができます。
 

クロマトグラムアイテム[プロパティ]の[範囲]タブ
 

 

 

Q: [検量線]レポートアイテムで,グラフと表の位置をマウスドラッグで自由に変えることは可能ですか? (お問い合わせ番号1003)
A: 検量線アイテムの右クリックメニュー[プロパティ]の[全般]タブにある[位置]で数値を編集することは可能ですが,マ ウスドラッグでの変更はできません。

検量腺アイテム[プロパティ]
の[全般]タブ

 

Q: [検量線]レポートアイテムで,化合物テーブルで設定されている全ての成分の検量線を出力しようと思います。 ですが,内部標準成 分の検量線は不要なので,それだけ出力しないように設定することは可能ですか? (お問い合わせ番号1004)
A: [検量線]アイテムの右クリックメニューから[プロパティ]を選びます。 [位置]タブ内の[ID番号]に"0"を入力すると,全ての成分の検量線が出力されます。 しかし,内部標 準成分だけ検量線を非表示にするという設定は出来ません。 成分ごとにID番号を設定して表示させることは可能です。

検量線アイテム[プロパティ]
の[位置]タブ

 

Q: レポート作成画面で,スペクトルの重ね描きができますか? (お問い合わせ番号1005)
A: スペクトルの重ね描きは[PDAデータ解析]画面の[スペクトルビュー]でできます。重ね描きしたスペクトルは,[スペク トルビュー]上の右クリックメニューでコピーした後,[レポート作成]画面で貼り付けることができます。(注:[レポート作成]画面の[UVスペクトル]アイテムではスペクト ルの重ね描きはできません。 スペクトルごとにスペクトル情報とグラフを表示します。)
(スペクトルの重ね描きについては"Q:スペクトルの重ね描きをするにはどうした らよいですか。"をご参照下さい。)


検量線アイテム[プロパティ]
の[位置]タブ

 

Q: UV検出器を用い,2波長で分析しました。一方の波長のクロマトグラムだけ印刷する設定はできますか? (お問い合わせ番号1006)
A: クロマトグラムアイテムの右クリックメニューの[プロパティ]を選択します。 [クロマトグラム]タブ内の検出器/チャ ンネル選択を[すべて]にしておくと,両波長を表示させます。 [表示クロマトグラム]で検出器AのCh1のみを表示させたい場合はDA1,Ch2のみを表示させたい場合はDA2と入 力してください。(ちなみに,検出器AだとCh.毎にDA1,DA2,検出器BだとDB1,DB2,アナログ検出器だとAD1,AD2,PDAだとMC1,....,MC16が指定できます。)


[プロパティ]
の[クロマトグラム]タブ

 

Q: クロマトグラムを表示させたときに,検出波長や検出器名を表示させることはできませんか? (お 問い合わせ番号1007)
A: クロマトグラムアイテムの右クリックメニューの[プロパティ]を選択します。 [注釈]タブで設定できます。 クロマト グラムの下に検出器名や波長等の情報をレポート出力できます。 ここで設定された情報は[レポート作成]画面上には表示されませんが,[印刷プレビュー]画面または印刷出 力時に表示されます。
 

[プロパティ]の[注釈]タブ
 

 

Q: [PDAデータ解析]画面の[クロマトグラムビュー]に表示されているマルチクロマトグラムの重ね描き印刷はできますか? (お問い合わせ番号1008)
A: [LC/PDAクロマトグラム]レポートアイテムを用いてできます。 右クリックメニュ[プロパティ]—[クロマトグラム]タブで重ね 描き設定をすれば,印刷することができます。
また,表示をするデータ選択コンボボックスを右図のように[すべて]にし,[表示クロマトグラム]で,mc1,mc2と入力すると,マルチクロマトグラムのCh1とCh2のみが重ね描 き表示されます。
注)データ選択コンボボックスで[PDAマルチクロマトグラム(1から16)]を選択 しているとすべてのチャンネルのマルチクロマトグラムが重ね描きされます。

[プロパティ]の[クロマトグラム]タブ
 

 

Q: レポートのピークテーブル中の"S,T,V,B,TV,SVなど"のようなアルファベットは何を意味するのでしょうか? (波形処理 ,マーク) (お問い合わせ番号1009)
A:  ピークテーブル中のアルファベットは,波形処理方法を表記した[マーク]です。 使用される文字とその意味は,以下のとおりです。
記号無し: 単独ピークあるいは分離不十分ピークの最初のピーク
S: テーリング処理またはリーディング処理のメインピーク
T: テーリング処理されたピーク
L: リーディング処理されたピーク
V: 不完全分離ピークの2番目以降のピーク
E: エラーピーク (CBM/ADコンバータ経由にてアナログ→デジタル変換処理された信号で,その入力電圧が-5mV以下または 1V以上)
TV,SVなど,上記マークを2つ組み合わせたものもあります。
   [マーク]の表示有無は,[ピークテーブルアイテム]の右クリックメニューの[プロパティ]で設定できます。 [定量結果]タブの[表示内容]プルダウンメニューに[マーク] はあります。
 また,レポートのクロマトグラム上で表示させることも出来ます。[レポートアイテム]右クリックメニューの[プロパティ]を選択して表示される,[データグラフのプロパ ティ]の画面を開いて下さい。 [ピークコメント]タブの[表示内容]をクリックして,同様に[マーク]を設定して下さい。
 

レポートの[プロパティ]