FTIR TALK LETTER vol.17
2011年秋発行 (9月1日時点の希望会員様向けに9月12日発送)
主な内容
- 「FT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)を用いた異物分析 -加硫ゴムに関わる分析事例-」
一般財団法人 化学物質評価研究機構 渡邊 智子 先生, 大武 義人先生
FT-IRはゴム・プラスチック等の定性分析・構造解析・劣化度解析に必要不可欠な分析装置の一つとして挙げられます。今回は、加硫ゴム中の異物解析や加硫ゴムの劣化解析、加硫ゴム添加剤(劣化防止剤)の測定について、液膜法や顕微透過法等を用いて行った分析例を紹介します。 - 「ガス分析」
弊社 技術者 太田 宏
ガスの分析はガスクロマトグラフ法などが一般的ですが、前号で紹介したガスセルを用いればFTIRでも行うことができます。今回はFTIRによるガス分析の特長や注意点、ガスクロマトグラフ法との比較などを紹介します。 - 「測定法のイロハ— 正反射法 —」
弊社 技術者 岩崎 祥子
FTIRによる分析手法は、透過法と反射法に大別されます。反射法にはATR法、正反射法、拡散反射法、高感度反射法と様々な
手法がありますが、FTIR TALK LETTER vol.16では、表面が粗い固体や粉体の測定に適した拡散反射法をご紹介しました。
今回は、金属基板上の塗膜や薄膜測定等に有効な正反射法について、その測定原理や特徴、応用例などを解説します。 - 「Q&A」ラマン分光法は赤外分光法とどのように違うのでしょうか?
- 紫外線可視分光光度計UV-2600/2700 ご紹介
vol.17 (2011年秋)
表紙;涼しさを奏でる風鈴の澄んだ音