FTD アルカリソースの再生
使用部品¶
No. |
部品名称 |
カテゴリ |
必要個数 |
備考 |
---|---|---|---|---|
① |
ピンセット |
1 |
||
② |
六角レンチ |
1 |
コレクタ再生用アダプタ付属品 |
|
③ |
コレクタ再生キット |
1 |
||
④ |
コレクタ再生用アダプタ |
1 |
作業手順¶
手順1¶
手順2¶
[温度]を「50.0 ℃」以下にし、[パワーコントローラ]を[Off]に設定します。
手順3¶
各ユニットの温度が50 ℃以下になっていることを確認します。
手順4¶
ガスの供給が停止していることを確認します。
手順5¶
装置の主電源を切ります(電源ボタンは消灯)。
手順6¶
INJ/DETカバーを開けます。
手順7¶
コレクタ固定ローレットネジを2本緩めます。
手順8¶
コレクタカバーを取り外します。
手順9¶
FTDコレクタを反時計回りに回して緩めます。
手順10¶
FTDコレクタを取り外します。
手順11¶
コレクタ再生用アダプタ(④)に付属している六角レンチでネジを緩め、コレクタつまみ部を取り外します。
手順12¶
コレクタ再生用アダプタ(④)を取り付けます。
手順13¶
六角レンチでとめネジを締め付け、コレクタ再生用アダプタ(④)を固定します。
手順14¶
コレクタを上下逆にして取り付けます。
手順15¶
コレクタ固定ローレットネジを上下交互に数回締め付けます。
片方を締めたときにもう一方が緩むことがあります。必ず複数回締め付け、十分に固定できているか確認してください。
手順16¶
装置の主電源を入れます。
手順17¶
手順18¶
手順19¶
[電圧]を[0]にし、[パワーコントローラ]を[On]に設定します。
手順20¶
アルカリソース部のフィラメントの赤熱を確認しながら、少しずつ[電圧]の値を上げます。
薄橙色になるまで続けます。
手順21¶
ピンセットなどで追加用の棒状アルカリソースをコイルに軽くふれさせ、少しずつ溶かしてコイル上にアルカリソースを追加します。
-
熱容量が増加してコイルが暗くなり、追加用アルカリソースがコイルにくっついてしまった場合には、電圧を5~10 %程度上昇させてください。再度赤熱したら、不要部分を取り除いてください。
-
アルカリソースは、追加しすぎると分析時の感度低下の原因になります。コイルを薄く覆う程度(外径1.8~2 mm)を目安としてください。
手順22¶
追加が終わったら、[電圧]の値を5~10 %程度上昇させ、コイル上のアルカリソースの形状を整えます。
手順23¶
表面が均一になったら[電圧]を[0]にし、[パワーコントローラ]を[Off]に設定します。
手順24¶
[制御モード]を[電流]にします。
手順25¶
コレクタ固定ローレットネジを2本緩めます。
手順26¶
コレクタカバーを取り外します。
手順27¶
FTDコレクタに取り付けたコレクタ再生用アダプタを取り外し、コレクタつまみ部を取り付けます。
手順8~11の逆の手順になります。
手順28¶
FTDコレクタを取り付け、底に当たるところまで回します。
強く締め付け過ぎるとフィラメントが断線することがあります。
FTDコレクタの取り付けは、ドライバーなどの工具は使用せずに、手で取り付けてください。
手順29¶
コレクタカバーを取り付けます。
手順30¶
コレクタ固定ローレットネジを上下交互に数回締め付けます。
片方を締めたときにもう一方が緩むことがあります。必ず複数回締め付け、十分に固定できているか確認してください。コレクタ固定ローレットネジが緩むと、アルカリソースの赤熱が弱くなり感度低下の原因になることがあります。
手順31¶
INJ/DETカバーを閉めます。
手順32¶
コンディショニングします。
アルカリソースをなじませ、ノイズの原因となる夾雑成分を低減するためにコンディショニングを行います。
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[電流]を[1.00]程度に設定します。
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分析条件と同じ水素、Air、メイクアップガスの流量を設定します。
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[調整時間]を3~5時間程度に設定します。