オートインジェクタのガスクロマトグラフへの取り付け

ガスクロマトグラフへの取り付け

ガスクロマトグラフの機種にかかわらず、オートインジェクタのガスクロマトグラフへの取り付け方法は基本的にすべて同じです。
ここの図では、GC-2010 を例にとり説明します。

手順1

ガスクロマトグラフに取り付けられている取り付けピンにオートインジェクタを上からはめます。ピンは4ヵ所あります。注入口フィンにオートインジェクタがはまり、ガタつきのない所までしっかりはめ込んでください。
この後、AOC とGC を接続するAOC コードが外れている場合は接続します。

AOCコードの取り付け、取り外しは、必ずAOC 電源がOFF の状態で行ってください。
AOC電源がON の状態でコードの取り付け、取り外しを行った場合、誤動作や故障の原因となります。

  1. 上からしっかり、ガタつきのない所まではめ込みます。
  2. AOCコード... 矢印の位置を合わせて取り付け、取り外しをしてください。
  3. AOCコードは、ターレット動作の妨げにならないよう付属のフックで固定してください。

注記
  • 取り付け方が不十分な場合には、電源を投入すると"-11" のエラーがディスプレイに表示されます。
    このときは取り付け状態を確認して、もう一度しっかり押し込んで取り付けてください。

  • AOCコードを接続したままでもオートインジェクタの取り付け/取り外しが可能です。オートインジェクタ本体を遠くへ移動する際などAOC コードがとどかない所へおく場合にはAOCコードを取り外してください。

またオートインジェクタを取り外したい場合は、オートインジェクタ本体をまっすぐ引き上げれば外せます。

注記

GC-2014、GC-14A/Bで使用される場合は、下図に示すGC-2010などの他のガスクロマトグラフで必要な板バネ、ネジ、スペーサが取り外されています。オートインジェクタをGC-2010などで使用する場合、必要になりますので大切に保管してください。