[GC停止手順]画面

GCが起動している状態でHOMEボタン>[GC起動・停止手順]を押すと、[GC停止手順]画面が表示されます。
ストップタイム、フローオフタイム、自動スリープなど、GCの停止に関するパラメータを設定します。

No. 項目 説明
ストップタイム [GC停止]を押してから温度や検出器の制御を終了するまでの時間を設定します。
設定範囲 0.0~6000.0 min
初期値 0.0 min
ガス制御 ガスの現在の制御状態を表示します。[Off]または[On]を押して、制御状態を切り替えます。 GC停止後もガスを流し続けるときは[On]、GC停止後はガスを止めるときは[Off]にします。[Off]にすると、[フローオフタイム]で設定した時間の経過後に、ガスを停止します。
設定項目 Off、On
初期値 On
フローオフタイム 温度・検出器制御終了後、ガス制御を終了するまでの時間を設定します。 [ガス制御]が[Off]のときに設定できます。
注記
  • 検出器がTCD、SCDのときは[メイクアップガス停止温度]、ECDのときは[ECDガス停止温度]で設定した温度になったあと、フローオフタイムのカウントが始まります。

  • 検出器がBIDのときは、ヘリウム精製器が十分に冷却されてからガス制御を終了させる必要があるため、[フローオフタイム]を60分以上に設定してください。ヘリウム精製器が高温のときにガス制御を終了すると、ヘリウム精製器の劣化が早まります。

設定範囲 0.0~6000.0 min
初期値 0.0 min
自動スリープ [有効]にすると、[フローオフタイム]で設定した時間の経過後に、本装置は自動でスリープ状態になります。 [ガス制御]が[Off]のときに設定できます。
設定項目 無効、有効
初期値 無効
再起動 [無効]または[有効]のときの装置の動作は、[自動スリープ]の設定によって異なります。
自動スリープ 再起動 GC停止後の動作
無効 無効 なし。
有効 無効 本装置はスリープ状態になります。
無効 有効 [再起動までの時間]で設定した時間の経過後に、自動でGCを起動します。
有効 有効 [フローオフタイム]で設定した時間の経過後、本装置はスリープ状態になります。[再起動までの時間]で設定した時間の経過後に、自動で本装置の電源が入り、GCを起動します。
[ガス制御]が[Off]のときに設定できます。
設定項目 無効、有効
初期値 無効
再起動までの時間 自動で本装置の電源が入るまでの時間を設定します。 温度と検出器の制御終了後にカウントを開始します。カウントを開始するタイミングは、フローオフタイムと同じです。 [再起動]が[有効]のときに設定できます。 [フローオフタイム]よりも短い時間を設定したときは、[自動スリープ]が[有効]であっても、スリープ状態にはならず再起動します。
設定範囲 0.1~6000.0 min
初期値 0.1 min
GC停止 [GC停止]を押すと、[GC停止手順]画面で設定した内容に従ってGCを停止します。 分析中に[GC停止]を押したときは、GC停止を予約した状態になり、[停止予約取消]と表示されます。[停止予約取消]を押すと、GC停止の予約が取り消されます。 GC停止の動作中は[GC起動手順]と表示されます。[GC起動手順]を押すと、[GC起動手順]画面が表示されます。

サブメニュー

項目 説明
GC停止手順 [GC停止手順]画面を表示します。
ファイル [ファイル選択]画面を表示します。使用するファイルを変更できます。
クリーンアップ [クリーンアップ]画面を表示します。GC起動時に実行するクリーンアップパラメータを設定します。

GC停止の設定例

フローオフタイムは、カラムオーブン温度によって変更が必要です。
以下に装置の使用状況にあわせたGC停止手順の設定例を紹介します。

注記

GCを停止するときは、カラム保護のため、各部の温度を下げてからキャリアガスを止める設定にしてください。

注記

カラムオーブン温度が高い状態でキャリアガスを停止すると、カラム液相が劣化する場合があります。フローオフタイムは、カラムオーブン温度が十分に冷却される時間を設定してください。

注記

GCが停止状態のときは、[ファン停止温度]の設定に従って、オーブンのファンが自動的に停止します。