[GC起動手順]画面

GCを起動していない状態でHOMEボタン>[GC起動・停止手順]を押すと、[GC起動手順]画面が表示されます。
スタートタイムやクリーンアップなど、GC起動に関するパラメータを設定します。

No. 項目 説明
GC起動設定 本装置の電源を入れたときのGC起動の動作方法を設定します。
設定項目
  • 手動起動
    本装置の電源を入れてもGCは起動しません。GCを起動するときは、[GC起動手順]画面の[GC起動]を押します。
  • 自動起動
    本装置の電源を入れると自動でGCが起動します。
  • 半自動
    本装置の電源を入れると、キャリアガス、検出器ガス(水素、空気、酸素を除く)、AUX-APCガスの制御だけ開始します。GCを起動するときは、[GC起動手順]画面で[GC起動]を押します。
初期値 手動起動
ファイルロード 使用するファイルを設定します。設定したファイルの内容でGCを制御します。
設定範囲 FILE 0~FILE 9
初期値 FILE 0
スタートタイム ガス制御を開始してから、温度・検出器制御を開始するまでの時間を設定します。[温度・検出器制御開始]が[有効]のときに設定できます。

スタートタイムは、使用するカラムの極性やデッドタイム(カラムに保持されない成分が溶出するまでの時間)を考慮して設定してください。下記にスタートタイムの設定例を紹介します。

  • 無極性カラム30 m、線速度30 cm/s(デッドタイム100秒)のとき:5分程度
  • 強極性カラム60 m、線速度20 cm/s(デッドタイム300秒)のとき:10分以上
  • 配管やカラムが未接続で、装置をしばらく使用していないとき:60分~数時間
注記
  • 検出器がECDのときは、[スタートタイム]を10分以上に設定してください。セル内が窒素で置換されていない状態で温度を上げると、セルの劣化が早まります。

  • 検出器がBIDのときは、ヘリウム精製器の劣化を防ぐため、[スタートタイム]の設定に注意が必要です。
    通常時は10分に設定してください。配管接続後またはボンベ交換後は、60分程度に設定してください。

設定範囲 0.0~6000.0 min
初期値 3.0 min
温度・検出器制御開始 スタートタイム経過後に温度・検出器制御を開始するときは[有効]にします。キャリアガスを流し続け、温度・検出器制御を開始しないときは[無効]にします。
設定項目 無効、有効
初期値 有効
検出器 [On]にすると、ラインに登録した検出器を、GC起動時に分析で使用できる状態にします。
設定項目 Off、On
初期値 On
自動点火 [On]にすると、GC起動時にFIDまたはFPDを自動で点火します。
ヒント

[検出器]画面の[自動点火]の設定と連動しています。

注記
  • BIDのときは、[自動点火]の設定にかかわらず、GC起動時に自動でプラズマを点灯します。

  • TCD、ECD、FTDのときは、[On]に設定していても、点火動作は行われません。

設定項目 Off、On
初期値 On
クリーンアップ GC起動時にクリーンアップをするかどうかを選択します。
設定項目
  • Off
クリーンアップをしません。
  • On
クリーンアップ用のプログラムを使用してクリーンアップします。
初期値 Off
起動完了後に表示する画面 GC起動完了後に表示する画面を設定します。
注記

GC起動完了時に[GC起動手順]画面以外の画面を表示していたときは、ここで設定した画面は表示されません。

設定項目 GC停止手順、HOME、モニタ
初期値 モニタ
GC起動 [GC起動]を押すと、[GC起動手順]画面で設定した内容に従ってGCを起動します。 電源を入れた直後の装置がスタートアップ中に[GC起動]を押したときは、GC起動を予約した状態になり、[起動予約取消]と表示されます。[起動予約取消]を押すと、GC起動の予約が取り消されます。 GC起動の動作中は[GC停止手順]と表示されます。[GC停止手順]を押すと、[GC停止手順]画面が表示されます。

サブメニュー

項目 説明
GC停止手順 [GC停止手順]画面を表示します。
ファイル [ファイル選択]画面を表示します。使用するファイルを変更できます。
クリーンアップ [クリーンアップ]画面を表示します。GC起動時に実行するクリーンアップパラメータを設定します。