VOC排出抑制

VOCとは?

VOCはVolatile Organic Compoundsの略で,揮発性有機化合物のことです。 WHOでは,大気中に気体で存在する有機化合物のうち沸点が50℃~260℃の物質の総称と定義されています。 光化学大気汚染をもたらす主要な原因物質である, 浮遊粒子状物質及びオキシダントの生成に関与しています。
浮遊粒子状物質(SPM)及びオキシダントによる大気汚染については, 排出基準の強化などの施策が実施されてきました。 しかし依然として深刻な状況で有ることから, これらの原因物質の一つであるVOC(揮発性有機化合物)について, 工場などの固定発生源からの排出抑制措置などを講じることになりました。
(平成16年5月に大気汚染防止法の一部が改正され,平成18年4月から施行されます。)

揮発性有機化合物(VOC)の定義と測定

  • 大気中に排出され,又は飛散した時に気体である有機化合物 (浮遊粒子状物質及びオキシダントの生成の原因とならない物質として政令で定める物質を除く) (大気汚染防止法第二条4)
  • VOCの測定法は,個別の物質ごとに測定する方法でなく,包括的に測定できるものを採用することが適当である。 (平成15年度VOC排出抑制検討会)

背景

わが国の大気汚染状況として,浮遊粒子状物質による人の健康への影響, 光化学オキシダントによる健康被害が深刻化しています。

浮遊粒子状物質(SPM)
これまでの対策

  • 自動車排出ガス単体規制の強化
  • 低公害車の普及促進措置
  • 自動車NOX・PM法に基づく車種規制

大都市地域を中心として環境基準の達成率が低い

光化学オキシダント
これまでの対策

  • 固定発生源からの窒素酸化物排出規制
  • 移動発生源の窒素酸化物および炭化水素の規制

日最高1時間値の年平均が近年漸増

VOC排出量の削減目標

粒子状物質総量削減基本方針

平成22年度までに粒子状物質対策地域(3大都市圏)において浮遊粒子状物質に係る環境基準をおおむね達成することを目標

平成22年度までに,工場等の固定発生源からのVOC排出総量を平成12年度比で3割程度抑制することが必要

光化学オキシダント注意報発令レベルを超えない測定局数の割合も約9割まで向上見込み

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