ICP-AESによる胃腸薬中の無機元素の分析

現代社会では胃のトラブルが多いのか,薬店には選ぶのに迷うほど種々の胃腸薬が並んでいます。それぞれに特長をもたせているようですが,多くのものは,胃粘膜の保護成分や制酸成分としてマグネシウムやアルミニウムの化合物を用いています。
今回,ICP発光分析装置を用いて市販の粉末・・顆粒状の胃腸薬を5種類分析し,無機元素の分析を行いました。 試料を酸溶液とし,定性分析および,有効成分として含まれる元素の定量分析を行いました。

分析結果

分析結果

詳細はアプリケーションニュースNo.J81A ICP-AESによる胃腸薬中の無機元素の分析 をご参考ください。
こちらでは試料の前処理,定性分析,定量分析について詳しくご紹介しています。
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ICP-7510

ICP発光分析装置

ICP-7510は高速・高分解能を追求実現したICP発光分析装置です。ツインシーケンシャルモノクロメータの採用により高速化を実現し,72元素の定性分析は約3分で半定量値まで得られます。金属,希土類,土壌の分析には高い波長分解能が必要です。0.0045nm(4,960本/mm)という比類なき超高分解能を達成しています。ppbから%までの一斉分析が可能で,主成分から微量元素まで簡単に分析できます。