ガラスの定性定量分析/EDX

蛍光X線分析装置(EDX)は試料の形状、大きさを問わずにそのまま分析できるため、ガラス瓶やその破片、レーザーディスク原版などの塊状の物も簡便に分析できます。
ここではホウ珪酸ガラスの定性・定量分析例を示します。

ホウ珪酸ガラスNBS93aの定性分析

FP法によるホウ珪酸ガラスNBS93aの定量分析結果


 

蛍光X線分析装置

X線を試料に直接照射して、そこから発生するニ次元X線(蛍光X線)のエネルギーと強度を測定します。これにより試料の構成元素(定性)と濃度(定量)が非破壊で測定できます。化学的前処理が不要で、多元素同時測定であるため迅速分析が可能です。固体、粉体、液体等のあらゆる試料形態の元素の種類を、簡単に短時間で特定することができます。