お茶の香気成分の分析/GC

 お茶のような固形成分に含まれる揮発性成分でもヘッドスペース法では簡単に分析できます。従来は水蒸気蒸留などを行い抽出したのち分析していましたが,ヘッドスペース法は試料を封入するだけで簡便に分析できます。

お茶の葉3gをとり,蒸留水10mLを加えて100℃で60分間保温しました。

ガスクロマトグラフヘッドスペース
分析システム

試料をバイアルに封入,密封後一定時間で一定時間加温し,気相に追い出された揮発性成分を吸引し,GCに注入,分離検出する分析手法です。液体試料を加温して気相に追い出された揮発成分の分析や,固体試料から発生する揮発性成分の測定に使用されます。