味噌中の糖

高速液体クロマトグラフによる糖類の分析では,一般に示差屈折率検出器が用いられますが,醸造試料のように爽雑物が多く,糖の含有量が少ない場合には,蛍光検出法が適しています。糖類は,それ自身蛍光を発しませんので,カラムで分離後,アルギニンと加熱反応させ蛍光誘導体として検出します。
図は,味噌中の糖を陰イオン交換法で分離し,蛍光検出しています。

味噌の分析

味噌の分析

高速液体クロマトグラフ

還元糖分析システム
高速液体クロマトグラフによる糖類の分析では一般に示差屈折率検出器が用いられますが,醸造試料のように爽雑物が多く糖の含有量が少ない場合には,蛍光検出法が適しています。糖類は,それ自身蛍光を発しませんのでカラムで分離後,アルギニンを反応試薬に用いるポストカラム蛍光検出法により,糖類を選択的に高感度分析できます。糖たんぱく質糖鎖組成分析などの微量糖の分析にも最適です。