着色料の色の強さ

UVによる食用色素の色価測定

天然系の着色料食品添加物の成分規格等では,色を出す成分が,原料の採取場所,季節・時期によって変動することがあり,合成系の着色料のように主体となる成分の含量を定量することが困難な場合もあります。このため,色の強さ”色価”を測定することが必要となります。代表的な食用色素3点(青色1号,黄色4号,赤色2号)について,紫外・可視分光光度計(UV)を用いて色価測定を行いました。

<結果>
UVにより吸光度を測定し,色素濃度(色価)を測定しました。通常,色価は着色料溶液中の可視部での極大吸収波長における吸光度を測定し,10w/v%溶液の吸光度に換算した数値(E10%1Cm)で表します。

UVによる食用色素の色価測定

紫外可視分光光度計

紫外可視分光光度計は従来液体試料の他に固体試料(粉末・半導体・薄膜・ガラス材料)等の反射,吸収測定も可能です。低迷光,ワイドレンジを保証するダブルモノクロタイプ(UV-2700形)と,ハイコストパフォーマンスのシングルモノクロタイプ(UV-26000形)。両機とも次世代ソフト「UVProbe」を塔載し,最高レベルの機能を実現しました。