島津の水素の品質管理分析ソリューション

島津の水素の品質管理分析ソリューション

水素エネルギー社会の到来

家庭用燃料電池や燃料電池自動車(FCV)が徐々に普及してきており,我々の身近なところでも水素が活用されるようになってきました。水素は様々な工業プロセスで生産可能であり,電力からの変換も容易であることから,火力発電のクリーンな原料としての使用や,太陽光や風力などの自然エネルギーの備蓄用途での活用も検討されています。環境負荷の少ない水素エネルギー社会の実現が,現実味を帯びてきています。
燃料電池は水素から電気を作り出す,水素エネルギー社会の実現には欠かせないアイテムです。燃料電池を用いて車を動かし,またその電気を家庭・産業で利用していくのが水素エネルギー社会なのです。

FCV用水素燃料

燃料電池に使われる水素には厳しい純度規格が定められています(ISO14687-2)。水素に一酸化炭素や硫黄成分などが含まれていると,燃料電池の触媒が壊れてしまうためです。FCV用水素燃料規格(ISO14687-2)には多くの管理項目が定められていますが,それらの分析に島津の分析機器がお役に立ちます。

表1 ISO14687-2 分析装置

成分 仕様 分析装置
総炭化水素(CH4換算) 2ppm ガスクロマトグラフシステム
酸素(O2 5ppm ガスクロマトグラフシステム
高感度ガスクロマトグラフシステム(BID)
フーリエ変換赤外分光光度計(※CO分析)
ヘリウム(He) 300ppm
アルゴン(Ar)、窒素(N2 100ppm
二酸化炭素(CO2 2ppm
一酸化炭素(CO) 0.2ppm
全硫黄化合物(H2S 換算) 0.004ppm 化学発光硫黄検出ガスクロマトグラフシステム(濃縮分析)
イオンクロマトグラフ(濃縮分析)
ホルムアルデヒド(HCHO) 0.01ppm 液体クロマトグラフ(DNPH誘導体化分析)
ガスクロマトグラフシステム(DNPH誘導体化分析)
ギ酸(HCOOH) 0.2ppm イオンクロマトグラフ(濃縮分析)
アンモニア(NH3) 0.1ppm
全ハロゲン化合物 0.05ppm
粒子状物質 1 mg/kg 天びん

水素品質管理分析の実施例

ISO14687-2などで定められている水素の品質管理項目を全て満たすためには,複数の分析装置を用いた分析が必要になります。島津製作所の統合ワークステーションLabSolutions LC/GCを用いることにより,1台のワークステーションで複数の分析装置の統合制御・データ解析が可能です。

各種装置
SCD-2030 GC-2014 GCシステム イオンクロマトグラフ 高速液体クロマトグラフ 分析天びん APシリーズ LabSolutions
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