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ユーザーベネフィット

- 溶射皮膜の剥離部分を非破壊で観察できます。 - 広範囲を一度で観察することができるので、検査効率を上げることができます。 - 動画やカラー表示で観察できるため作業者による検出精度のばらつきを少なくできます。

はじめに

溶射は、様々な素材の粉を溶かした状態で製品表面に吹き付けて成膜するもので、目的に応じて耐腐食性、耐摩耗性、導電性など母材にはない特性を付与することができます。溶射皮膜が均一であれば性能にムラがなくなりますが、粉末の状態や母材形状による加工ムラや、使用環境ストレスにより母材と皮膜の間に剥離があると、機能が十分に発揮されません。そのため、欠陥検査を行うことが重要です。しかし、従来の欠陥検査には破壊を伴うものが多く、検査した箇所や製品は出荷できず、製造効率が低下することになります。そのため、非破壊で検査することで製造歩留まりが上がり、また、検査数を増やすことで品質向上にもつながります。今回は超音波光探傷装置MIV-Xを使用した溶射皮膜の解析実例を紹介します。

2025.02.18

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