
Nexis™ GC-2030
- GC-FIDにJetanizerを用いることで、高精度に溶液中のギ酸を測定することが可能です。 - Jetanizerは従来のFIDノズルを交換するのみで、取り付けが簡便、かつ、低コストで使用することが可能です。
化石燃料からクリーンエネルギーへの転換を目指し、温室効果ガスの排出削減と経済成長を両立させる取り組みをGX(グリーントランスフォーメーション)と言います。このGXでは、太陽光を利用して水と二酸化炭素から水素や有機化合物を生成する人工光合成のような革新的技術が期待されています。 この人工光合成の研究をはじめ、化学製品や原料の不純物分析等で、ギ酸の高感度分析が望まれています。ギ酸を分析する簡便な方法として、ガスクロマトグラフ(GC)があり、高濃度試料の場合はTCD検出器、低濃度試料の場合はBID検出器が用いられます。汎用検出器であるFID検出器は残念ながらギ酸に感度がありませんが、FID検出器を、FIDのノズル内に触媒を内包したJetanizer(In-Jet型のメタナイザー)に付け替え、分析条件を一部変更するだけで、ギ酸のppmオーダーでの高感度測定が可能となります。 本アプリケーションニュースでは、GC-FID(Jetanizer)を用いた、メタノール溶媒中に含まれるギ酸の高感度分析例をご紹介します。
2025.01.28
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