
Nexera Prep
-多工程からなるペプチド分取精製ワークフローを1システムでシームレスに実行できます。 -LabSolutions MDを用いることで、目的化合物の分離条件を簡単に探索できます。 -LCMS-2050の優れた定性能力により、未精製試料から目的化合物を高純度・高回収率で分取できます。
2000年代に、抗体医薬をはじめとしたバイオ医薬品が台頭してきましたが、バイオ医薬品は遺伝子技術を用いて製造するため課題が多く、より分子量が小さい中分子医薬品が注目を浴びています。それらのひとつであるペプチド医薬品は、低コストでの製造が可能であるうえ、分子量が小さいため細胞内に取り込まれやすく、特定の立体構造をとらせることで、体内に取り込まれたときに分解を防ぐことができるという利点があります。このようなペプチドは、低分子医薬品と同様に化学合成によって製造されるため、最終合成品の精製、分取、純度確認が必須です。本稿では、アプリケーションニュース01-00650-JPおよび01-00651-JPをもとに、分取精製液体クロマトグラフNexeraPrep(図1)を用いることで多工程からなるペプチド分取精製ワークフロー(分離条件検討、スケールアップ及び分取、純度/回収率確認)を1つのシステムでシームレスに実施した事例について紹介します。
2024.07.09
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