EPA Method 218.7に準拠した飲料水中の 六価クロムの分析

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ユーザーベネフィット

- EPA Method 218.7に準拠する六価クロム分析は、Nexera lite inert システムを用いて約6分で分析可能です。 - 低濃度の六価クロム分析を再現性良く分析可能です。 - カラム分離後に誘導体化して検出するため、夾雑成分の妨害を受けにくく、選択的に六価クロムの検出・定量が可能です。

はじめに

クロムは製鋼やメッキ業界などに広く使用されている天然金属であり、主に安定な三価クロムや六価クロムとして存在しています。しかし、六価クロムは発がん性が懸念される有毒な物質であることから、米国環境保護庁(EPA)において飲料水および特定の廃水中の六価クロムの規格基準が定められています。これに基づき2011年7月に、カリフォルニア州環境保護庁有害物質管理局(OEHHA)は飲料水中の六価クロムの健康目標(PHG)を0.02μg/Lへと引き下げました。そのため、EPA Method 218.7に従った分析が求められます。 EPA Method 218.7では、試料溶液中の六価クロムを陰イオン交換カラムで分離後、ジフェニルカルバジド/硫酸水溶液を用いてポストカラム誘導体化し、六価クロムとジフェニルカルバジドの錯体を530nmで吸光度検出します。EPA Method 218.6と比べて、試料注入量を増やし、より低い検出限界に対応しています。 本アプリケーションでは、Nexera lite inertによるEPA Method 218.7に準拠した飲料水中の六価クロムの分析例をご紹介します。

2024.02.27

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