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分光蛍光光度計RF-6000を用いたアップコンバージョンによる発光測定

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ユーザーベネフィット

-RF-6000は高感度な検出器を搭載しているため、微弱なアップコンバージョン測定を行うことが可能です。 -任意の光学フィルターを搭載できるため、長波長励起に対応した測定ができます。

はじめに

アップコンバージョン(UC)とは、波長の長い近赤外光から波長の短い可視光などに変換することができる技術です。生体透過性の高い近赤外光を入射して、体内で可視光に変換させて機能させる方法を用いた光免疫療法やドラッグデリバリーシステムへの応用が期待されています。また、太陽光の幅広い波長を活用できるように変換することで、太陽電池などエネルギー分野への応用も研究されています。 従来のUCによる発光は、ほぼ同時に2光子を分子に照射する必要があったため、レーザー光のような光束密度の高い光でないと十分な発光強度が得られませんでした。しかし、近年では長寿命励起特性を持ったUC材料が開発されており、太陽光程度の光束密度でも発光が確認された事例が報告されています。 本稿では、当社分光蛍光光度計RF-6000で微弱な光のUCによる発光測定を行った事例をご紹介します。当社RF-6000を使用することで、次世代UC材料の研究開発・品質管理にご活用いただけます。

2024.03.21

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