誘導体化を必要としない低級アルデヒド類の一斉分析

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はじめに

GCを用いた低級アルデヒド類の一斉分析では、誘導体化試薬と反応させ、安定性と検出感度を高めたうえで分析する方法が一般的です。しかし、試料の組成や共存成分によっては誘導体化処理が難しい場合があり、低級アルデヒド類を直接高感度に測定できる方法が求められています。 誘電体バリア放電イオン化検出器(BID)は、革新的なプラズマ技術により、HeとNe以外のあらゆる成分を検出できます。ホルムアルデヒドを含む低級アルデヒド類を誘導体化せずに高感度で検出できるため、樹脂、化成品、水中のアルデヒド分析などで有用です。本データシートでは、島津ヘッドスペースサンプラ HS-20と島津高感度ガスクロマトグラフシステム Tracera(GC-BID)を用いた、水中の低級アルデヒド類の分析をご紹介します。

2016.11.08

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