GC-MS/MSによる加工食品中残留農薬の簡易スクリーニング
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はじめに
選択性と感度に優れたGC-MS/MSを用いた方法が残留農薬分析において注目されています。 しかしながら、夾雑成分を多く含む加工食品中残留農薬分析ではGC-MS/MSでも農薬と夾雑成分が分離できないことがあります。このような場合、分離パターンが異なる2本のカラムでそれぞれ分析し農薬を分離・検出することが有効です。Quick-DBは加工食品中残留農薬分析のために異なる2つのカラムにも対応した情報が登録されています。また、Twin Line MSシステムを用いると2本のカラムをMSに同時に装着でき、MSの真空を停止することなくスムーズに異なるカラムでのデータが採取できます。 本データシートでは、Quick-DBとTwin Line MSシステムをカレー中の残留農薬分析に適用した結果を報告します。 なお、あわせてアプリケーションデータシートNo.91、 No.92をご参照下さい。アプリケーションデータシートNo.91では、GC-MSによる食品中残留農薬の簡易スクリーニングを行った例について、アプリケーションデータシートNo.92では、分離パターンが異なる2本のカラムによる食品中残留農薬の簡易スクリーニングを行った例について紹介しています。
2013.11.18