GC-MS/MSによる農作物中の残留農薬 477成分一斉分析法の検討(1)

ダウンロード

はじめに

食品中の残留農薬分析において、GC-MS/MSで測定可能な農薬数は400を超えています。しかし、400以上を一斉に分析するには、MRM測定時のDwell Time(データ取込み時間)が短くなり感度が不足することと、MRM測定プログラム作成が煩雑になることが問題です。そのため、対象農薬を複数のメソッドに分割し、全成分を分析するために同一試料を複数回測定します。しかし、検査品目が多い中では、全成分の分析に時間を要すため生産性の低下の原因となっています。そこで、上記の課題を解決すべく、本データシートでは477成分一斉分析メソッドの作成検討と、その感度・精度の評価を行いました。

2015.03.17