GC-MS/MSによる農作物中の残留農薬 477成分一斉分析法の検討(2)
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はじめに
アプリケーションデータシートNo.106にて、Smart MRMで作成した測定プログラムを用いることで、477成分の一斉分析においても高感度・高精度に分析可能であることを示しました。しかし、選択性の高いMRM分析を用いても、マトリックスの妨害を回避できないケースが見られました。そこで本データシートでは、汎用的な5% フェニル/ 95% メチルポリシロキサンのカラムに加え、分離特性の異なるトリフルオロプロピルメチルポリシロキサンのカラムを使用した分析結果を紹介します。 これらのカラムは、Twin Line MSシステムを用いることで、一つのGC-MS/MSに2つのカラムを同時に据え付けることが可能であり、真空を止めてカラムを交換することなく、それぞれのカラムを用いた連続分析を可能とします。
2015.03.17