
LCMS-2050
- シングル四重極LC-MSを用いることで、 ミコフェノール酸およびその代謝物を1検体当たり2分で分析可能です。 - 装置がコンパクトであるため、HPLCと同等の設置スペースで使用可能です。
生体試料中の薬物分析では、免疫測定法や液体クロマトグラフィー(LC)がよく用いられます。臨床現場では主に免疫測定法が用いられてきましたが、非特異反応や抗体試薬のロット間差が指摘されています。LCではダイオードアレイ検出器や蛍光検出器が主流ですが、夾雑成分に由来するピークとの分離のため、長い分析時間を要することがあります。また感度が十分でない場合もあります。 質量分析計(MS)はm/zによる質量分離が可能であるため、選択性が高く、スループットや感度の観点で優れています。そのため、LC/MSによる分析が現在主流となりつつあります。 本報では、血漿中のミコフェノール酸(MPA)およびグルクロン酸抱合体(MPA-G)について、 シングル四重極質量分析計を用いて分析した例をご紹介します。シングル四重極質量分析計はトリプル四重極質量分析計と比べ安価であり、条件設定もシンプルなため、質量分析が初めての方でも簡単に分析を始めることが可能です。
2022.02.15
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