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はじめに

シラスバルーンは,火山噴出物であるシラスを高温で焼成することによってできる中空のガラス球で,その大きさは数μm~数 100μm です。内部が中空ですから軽量で断熱性に優れており,建築材料や断熱塗料などの分野で活用されています。ガラスビンなどの廃ガラスからも,シラスバルーンと同様なガラスバルーンを作製することができます。今回はこのガラスバルーンの成形体を対象に,乾式自動密度計アキュピック 1330,細孔分布測定装置オートポアⅣ9520,マイクロフォーカス X 線透視装置 SMX-160GT を用いて測定ならびに構造の評価を行いました。

2007.08.18