オートポアⅣ9520 による素焼き・焼物の測定
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はじめに
ビールは空気に触れる時間が長いほど酸化して味が落ちるといわれています。その酸化を防ぎ、二酸化炭素の流出を防ぐのがビールの泡であり、この泡が細かいほどその効果は長持ちするといわれています。このため、素焼きの焼物(うわ薬をかけていない状態)や陶磁器のジョッキを使うと、焼物表面の凹凸(細孔)にある空気が、ビールを注いだときにクリームのようなきめの細かい泡を作り出すので、おいしくビールが飲めるといわれています。実際にきめ細かい泡を出すためには、大きさの揃った孔が多数あることが必要条件になります。 そこで、市販されている素焼きの焼物と、一部うわ薬をかけている焼物について、オートポアⅣ9520 でその細孔分布を測定した例を以下に紹介します。
2002.02.24