SALD-2100 による 輪虫の粒度分布と濃度の測定
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はじめに
大型養殖魚の飼料としては生きた小型魚が与えられます。輪虫はその小型魚の飼料として用いられる水生微生物の一種で,これ自体もクロレラや酵母を飼料として養殖されます。輪虫の増殖過程を管理するため,現状では顕微鏡によりオペレータが肉眼でカウントして,水 1ml あたりの輪虫の個体数(個数濃度)を計測しています。 レーザ回折式粒度分布測定装置 SALD-2100 は文字通り粒度分布を測定する装置ですが,測定対象粒子群による回折・散乱強度分布を測定しますから,粒度分布だけでなく粒子濃度に関する情報も得られます。 今回のニュースでは,レーザ回折式粒度分布測定装置 SALD-2100 による粒度分布の測定結果をご紹介すると共に,回折・散乱光強度分布と試料濃度の関係についてもご紹介します。
2002.02.24