
石油化学
現在、PET 樹脂は色々な分野で利用されています。中でも我々が最も多く目にするのは飲料容器、いわゆるペット(PET)ボトルとしての利用形態です。ペットボトルには、低温または常温で使用するタイプや、加熱して高温で使用するタイプなどがあります。 ペットボトルの構造としては、低温用のものは単層構造ですが、高温用のものは 2 枚の樹脂板が重ね合わされた 2 層構造になっているものや肉厚のものなどがあります。今回、市販されている低温用、高温用の 2 種類のペットボトルから試料片を切り出し、密度と DSC 曲線を測定しました。これらの結果から、2 種類の材料について分子レベルでの構造の違いを示す結果が得られましたので以下にご紹介します。
2007.01.22