
石油化学
沖縄のお土産物として有名なものに、「星の砂」(図1)や「太陽の砂」(図2)があります。実はこの「星の砂」は「バキュロジプスナ」、「太陽の砂」は「カルカリナ」という有孔虫の殻なのです。有孔虫は原生動物根足虫(こんそくちゅう)類に属する単細胞生物で、海面を浮遊しているものや、海藻に付着しているものなどがあります。有孔虫の死骸の殻の多くは海底に溜まりますが、やがて浜に打ち上げられて、乾燥した殻が「星の砂」や「太陽の砂」になります。今回はこの「星の砂」と「太陽の砂」に実際どれくらいの大きさの孔があるのかをオートポアⅣ9520 で調べた結果を報告します。
2003.01.27