SALDシリーズにおける光強度分布の直接的利用(4)―光強度分布と屈折率の関係―

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はじめに

レーザ回折式粒度分布測定装置において,屈折率パラメータをどういう値に設定するかは非常に重要な問題です。なぜなら,設定する屈折率パラメータの値によって,測定結果である粒度分布が大きく異なってしまう場合があるからです。最適な屈折率パラメータの探索方法には,JFCC の方法 1)2)を初め,幾つかのものがありますが,未だ決定的な方法は無く,経験的なものに頼っているのが現状です。 今回のニュースでご紹介するのは,レーザ回折式粒度分布測定装置における 1 次情報である,散乱光強度分布を利用することで,測定対象試料の屈折率パラメータの大小を判定しようという試みです。

2021.03.28

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