新製品 紫外可視分光光度計UV-1700の紹介(分解能1nmによるスペクトル測定例)

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はじめに

紫外可視域のスペクトルはブロードなものが多く,一般的には紫外可視分光光度計の分解能に特に気を配る必要はありませんが,ベンゼン環を有する試料やシャープなピークを持つ試料の測定を行なう場合,測定装置の分解能が非常に重要になってきます。つまり分解能が良くなればなるほどより正確なピークの定性分析が可能となります。今回紹介するUV-1700は,従来機種(UV-1600)と同様に汎用機でありながら高分解能に改善された紫外可視分光光度計(従来機種は分解能2nmであったが,UV-1700はこのクラスでは最高の1nmの分解能)で,前記のような試料の分析が可能となりました。 今回は分解能の違いが明確に出現する3種類の試料を用いて,UV-1700と従来機種(UV-1600)での測定データの比較を紹介します。

2001.08.20