試料量3μLでスペクトル測定が可能 UV-VIS分光光度計用キャピラリアダプターセル

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はじめに

紫外可視分光光度計での測定には,光路長10mmの角形セルが使われますが,この場合は2.5mLの試料量が必要です。しかし,生化学やバイオ関連のように,天然成分や合成物質などを取扱う分野では,ごく限られた量の試料で情報を求める必要が生じることが多くなります。 このため分光光度計による測定では,ミクロセルが用いられますが,従来の超ミクロセルの必要試料量は50μLで,必ずしも満足できるものではありませんでした。ここで紹介するキャピラリアダプターセルは,3μLの試料量で分光光度計による測定ができるという超々ミクロセルで,貴重な試料の分析には最適です。

2021.03.28