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ユーザーベネフィット

- 3次元(3D)スペクトルモードのサーチ機能を利用することで、試料の励起波長や蛍光波長範囲をすばやく確認できます。 - 3Dスペクトルにより、試料の蛍光波長範囲を励起波長と共に確認できます。 - 固体試料ホルダを用いて、鉱物をそのまま保持可能です。

はじめに

鉱物には蛍光を示すものがあります。例えば、炭酸カルシムを主成分とした方解石(Calcite)は赤みを帯びた色に、フッ化カルシウムを主成分とした蛍石(Fluorite)は青白く光ることが知られています。ただし、純粋な鉱物は一般的に蛍光をほとんど示しませんが、これらの鉱物に不純物が混ざることによって、蛍光という現象は引き起こされます。 このような蛍光を示す鉱物を分析する場合には、分光蛍光光度計が利用可能です。分光蛍光光度計では、蛍光を分光して波長毎の強度分布を測定できます。また、ブラックライトでは紫外線による鉱石の蛍光が確認できますが、分光蛍光光度計では照射波長を任意に設定可能なため、どの波長で蛍光を発するか確認することが可能です。本稿では、分光蛍光光度計を用いて鉱物の蛍光を測定した事例をご紹介します。

2022.03.17

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