ダウンロード

はじめに

蛍光とは物質の電子励起状態から基底状態への遷移の際に観測される現象です。ただ時に、励起状態の分子が他の基底状態の分子と会合して発光(蛍光)に関与する場合があります。このような状態を励起錯体と呼び、励起錯体の構成分子が同一である場合には励起二量体(エキシマー:excimer)と呼ばれ、二つの異なる分子から構成される励起状態錯体はエキシプレックス(exciplex)と呼ばれます1)。エキシマーの利用例としては、エキシマレーザーや分子間距離を測定する場合などに用いられています。 今回、分光蛍光光度計RF-6000を用いてピレン溶液のモノマー発光とエキシマー発光を測定しましたのでご紹介します。

2017.02.22

関連製品

一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。

関連分野