紫外可視分光光度計UV-2600 を用いたLED 電球の発光スペクトル測定

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はじめに

現在,照明用光源として,白熱電球,蛍光灯,発光ダイオード電球(以下LED 電球)など様々な種類のものが販売されています。光の色合いも電球色,昼白色,昼光色など多くのものがあり,生活環境に応じて使い分けられています。照明光の明るさや色は,光源から発せられる様々な単色光の足し合わせで決まります。 照明光の強度を波長毎に測定して得られたスペクトルを発光スペクトルと呼びますが,照明によって発光色が異なる場合はその発光スペクトルも異なることになります。そのため,照明用光源を新しく開発した場合などその発光スペクトルがどのようなものになるかを調べることは大変重要であると言えます。 今回,紫外可視分光光度計UV-2600 を用いて複数のLED電球に対する発光スペクトル測定を行い,スペクトル形状や配光性を調べましたので報告致します。

2012.04.10