UV-2600およびISR-2600Plusを用いた熱線カットガラスの透過率測定

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はじめに

人類の進化,技術の発達とともに,エネルギーの使用量は増加の一途をたどっています。しかし,石油や天然ガスなどのエネルギー源は限られているため,消費エネルギーを削減する様々な工夫が施されるようになってきました。その一つに熱線カットガラスがあり,熱線である近赤外線をカットすることにより,室内の温度上昇を抑える効果があります。一方,消費エネルギー削減の面では近赤外線をカットするだけでなく,外光により室内を明るく保つことも重要であるため,可視光線をよく透過させる必要があります。本稿では標準ソフトウエアに新しく追加された自動ポイントピック機能を利用し,窓ガラスの熱線カット加工による効果の確認を行いましたのでご紹介します。

2012.01.05