
石油化学
アプリケーションニュースNo.A313,A335などで既にご紹介しましたように,フィルムの透過スペクトルなどに現れる干渉縞は,その周期が光の入射角度,フィルムの屈折率,そして膜厚に依存することから,フィルムの膜厚を算出する際に利用されます。 しかし,干渉縞はピーク位置や強度に影響を与えるため,定量分析にはもちろん未知物質の同定,定性の際にも解析を困難にすることが少なくありません。 今回は,透過測定において干渉縞の影響を受けにくい前処理方法とその注意点をご紹介します。
2003.06.23