
石油化学
地球温暖化やエネルギー問題等に伴い自家発電や省エネ対策などの環境への配慮が注目されています。省エネ対策に関しては,電機分野だけでなく建築や化学の分野でも様々な機能を持たせた材料や製品が開発されており,我々の身近で活躍しています。例えば,建屋内の冷暖房の効率を高めるために可視光は透過するが近赤外光の透過を抑えることのできる窓ガラスや遮蔽フィルムなどがあります。また,カーテンや障子なども遮熱や採光など様々な機能を有しています。これら材料や製品の光学特性を表す指標のひとつとして,日本工業規格(JIS)に規定されている日射透過率/反射率などがあります。 今回は身近にある日射遮蔽物である市販のカーテン,障子,ロールスクリーンと遮熱フィルムの透過/反射スペクトルを紫外可視近赤外分光光度計 UV-3600 Plus と積分球付属装置ISR-1503 を用いて測定するとともに,日射透過率/反射率を日射透過率ソフトウェアを用い算出しましたのでご紹介します。
2016.05.26