
石油化学
MCT検出器を搭載した赤外顕微鏡における測定可能領域は,一般的に5,000~700cm-1程度です。赤外顕微鏡を用いて近赤外領域のスペクトルを測定するためには,FTIR本体の光源およびビームスプリッターを交換する必要があります。FTIRの新製品IRPrestige-21では近赤外キットとして,タングステン-ヨウ素ランプ,CaF2のビームスプリッターおよびInGaAs検出器を使用することにより,近赤外領域の測定に対応することができます。 ここでは,近赤外キットを取り付けたIRPrestige-21と赤外顕微鏡を用いて,近赤外領域での透過法によるマッピング測定を行った例をご紹介します。
2021.03.30