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はじめに

赤外顕微鏡により一層の付加価値を与えるものとしてマッピング機能があります。この機能によって,試料表面の一定領域における官能基の分布状態を視覚的にとらえることができるため,赤外顕微鏡が表面分析のより有効な手段となります。 島津赤外顕微鏡AIM-8800用の新型マッピングソフトでは,従来一画面分の可視画像内で測定範囲を設定していたのに対し,画像をはり合わせて,より広範囲の画像内での設定を可能にし,さらにアパーチャの変更を含めたすべてのパラメーター設定の実行を可能にしました。 ここでは,その応用例として,小麦粒断面のマッピング測定を透過法で行なった例をご紹介します。

2000.08.22