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はじめに

X線応力測定法は、バネ材料やピストリングなどの高い耐久性を要求される機械部材の強度評価や熱処理管理に広く使われています。しかし、測定対象物がリング状の内周面などの場合は、ゴニオメータの大きさによって制限され、測定のできない部分も生じます。島津X線応力測定DX-10形では、測定法として側傾法を採用し、ゴニオメータ部の小型化をはかることによって、従来の制限を著しく改善する事が出来ました。ここではリンク状試料の測定例としてピシトンリングとコイルバネへの応用例をご紹介します。

2006.07.31